年利の違いが生む長期的な差
年利がわずか数パーセント異なるだけで、20 年後の資産額には驚くほどの差が生まれます。ここでは月 3 万円を 20 年間積み立てた場合のシミュレーション結果を、年利 1%・3%・5%・7%・10% の 5 パターンで比較します。元金はいずれも 720 万円 (3 万円 × 12 ヶ月 × 20 年) です。
詳しくは リスクとリターンの関係を解説した入門書 も参考になります。
年利別シミュレーション結果
月複利・期末払いの条件で計算した結果は以下のとおりです。
- 年利 1%: 最終額 約 797 万円 (運用益 約 77 万円)
- 年利 3%: 最終額 約 985 万円 (運用益 約 265 万円)
- 年利 5%: 最終額 約 1,233 万円 (運用益 約 513 万円)
- 年利 7%: 最終額 約 1,563 万円 (運用益 約 843 万円)
- 年利 10%: 最終額 約 2,279 万円 (運用益 約 1,559 万円)
年利 1% と 10% では、同じ元金 720 万円に対して最終額に約 1,482 万円もの差が生じます。年利 5% と 7% の比較でも約 330 万円の差があり、わずか 2% の利率差が長期では大きなインパクトを持つことがわかります。
利率とリスクの関係
高い利回りには相応のリスクが伴います。各利率帯の代表的な金融商品を整理します。
- 年利 1% 前後: 定期預金、個人向け国債。元本保証があり安全性が高い反面、インフレ率を下回る可能性があります。
- 年利 3〜5%: バランス型投資信託、債券ファンド。株式と債券を組み合わせることで、リスクを抑えつつ一定のリターンを狙えます。
- 年利 5〜7%: 国内外の株式インデックスファンド。過去の実績では全世界株式の平均リターンが年 5〜7% 程度とされています。
- 年利 10% 以上: 新興国株式、個別株の集中投資。高いリターンが期待できる一方、元本割れのリスクも大きくなります。
自分に合った利率の選び方
利率選びで最も重要なのは、自分のリスク許容度と運用期間を正しく把握することです。20 代〜30 代で運用期間が 20 年以上あるなら、短期的な値動きを許容して年利 5〜7% の株式インデックスを中心に据える戦略が合理的です。一方、退職間近で運用期間が短い場合は、年利 1〜3% でも元本の安全性を優先すべきでしょう。当サイトのシミュレーターで、ご自身の積立額・期間・想定利率を入力して、将来の資産額を確認してみてください。
インデックス投資の実践書 も参考にしてください。