1 年の遅れが生む意外な差

「来年から始めよう」という判断は、たった 1 年の遅れに見えますが、複利の世界では無視できない差を生みます。月 3 万円を年利 5% で 30 年間積み立てると約 2,497 万円ですが、1 年遅れて 29 年間にすると約 2,340 万円です。差額は約 157 万円。たった 1 年の先延ばしで、月 3 万円の積立 4 年分以上の金額を失うことになります。

詳しくは 投資タイミングの解説書 も参考になります。

この差は運用期間が長いほど、また利率が高いほど拡大します。年利 7% で計算すると、30 年と 29 年の差は約 250 万円に広がります。投資の世界では「ベストなタイミングは昨日、次にベストなのは今日」という格言がありますが、数字がそれを裏付けています。

5 年、10 年の遅れが生む決定的な差

月 3 万円、年利 5% の条件で、開始時期による最終資産額の違いを見てみましょう。30 年間で約 2,497 万円、25 年間 (5 年遅れ) で約 1,787 万円、20 年間 (10 年遅れ) で約 1,233 万円です。10 年の遅れは最終資産額を半分以下にしてしまいます。

10 年遅れた人が同じ最終資産額 (約 2,497 万円) を目指すには、月々の積立額を約 6.1 万円に増やす必要があります。つまり、早く始めた人の 2 倍以上の負担を毎月背負うことになります。時間を味方につけるか敵に回すかで、必要な努力量がまったく変わるのです。

完璧なタイミングを待つ必要はない

「暴落を待ってから買いたい」「もう少し勉強してから」という気持ちは理解できますが、市場のタイミングを正確に予測することは専門家でも困難です。過去のデータでは、毎月一定額を淡々と積み立てる方法 (ドルコスト平均法) が、タイミングを計って投資する方法と同等以上の成果を上げています。

投資を始めるのに完璧な準備は不要です。少額から始めて、学びながら金額を増やしていけばよいのです。当サイトのシミュレーターで、開始時期の違いによる資産額の差を実際に確認してみてください。数字を見れば、「今すぐ始めよう」という気持ちになるはずです。

投資の始め方ガイド も参考にしてください。