配当金とは何か
配当金とは、企業が稼いだ利益の一部を株主に分配するお金です。株式投資のリターンには、株価の値上がり益 (キャピタルゲイン) と配当金 (インカムゲイン) の 2 種類があります。値上がり益は売却しなければ実現しませんが、配当金は保有しているだけで定期的に受け取れるため、安定したキャッシュフローを求める投資家に人気があります。
詳しくは 高配当株の選び方ガイド も参考になります。
日本企業の多くは年 2 回 (中間・期末) に配当を支払います。配当利回りは「年間配当金 ÷ 株価 × 100」で計算され、たとえば株価 2,000 円の銘柄が年間 80 円の配当を出す場合、配当利回りは 4% です。東証プライム市場の平均配当利回りは 2〜2.5% 程度ですが、業種や企業によって大きく異なります。
高配当株を選ぶ際の注意点
配当利回りが高い銘柄は魅力的に見えますが、利回りだけで判断するのは危険です。株価が大幅に下落した結果として利回りが高くなっているケースや、業績悪化で減配・無配に転じるリスクがあるためです。安定した配当を出し続けている企業かどうかを、過去 10 年程度の配当実績で確認しましょう。
配当性向 (利益のうち配当に回す割合) も重要な指標です。配当性向が 80% を超えている企業は、利益のほとんどを配当に充てており、業績が少し悪化しただけで減配に追い込まれる可能性があります。30〜50% 程度の配当性向で、増配傾向にある企業が理想的です。
配当再投資の複利効果
受け取った配当金を再び株式購入に充てる「配当再投資」は、複利効果を最大化する有力な手法です。たとえば配当利回り 4% の銘柄に 500 万円を投資し、配当を毎年再投資した場合、20 年後には約 1,095 万円になります。再投資しなければ配当の累計は 400 万円で元金と合わせて 900 万円ですから、再投資によって約 195 万円の差が生まれます。
NISA 口座を活用すれば配当金にかかる約 20% の税金が非課税になるため、再投資の効率がさらに高まります。配当投資は地味に見えますが、長期で続けることで着実に資産を積み上げられる堅実な戦略です。
配当金投資の実践書 も参考にしてください。