追証の仕組み

追証 (追加保証金、マージンコール) は、信用取引や FX で保有ポジションの含み損が拡大し、証拠金維持率が一定水準 (通常 25-30%) を下回った場合に、証券会社から追加の担保差し入れを求められることです。たとえば、証拠金 100 万円で 300 万円分の株式を信用買いし、株価が 20%下落すると含み損は 60 万円、証拠金は実質 40 万円に減少します。維持率が約 13%に低下し、追証が発生します。

追証が発生したらどうなるか

追証の通知を受けたら、通常は翌営業日までに不足分の証拠金を入金するか、ポジションの一部を決済して維持率を回復させる必要があります。期限内に対応できない場合、証券会社が強制的にポジションを決済 (強制ロスカット) します。強制決済は最も不利なタイミングで行われることが多く、損失が確定するだけでなく、その後の回復機会も失います。

追証を避けるために

最も確実な対策は、レバレッジを控えめにすることです。信用取引の最大レバレッジは約 3.3 倍ですが、実際には 1.5-2 倍程度に抑えるのが安全です。ストップロス注文を事前に設定し、損失が一定額を超えたら自動的に決済する仕組みも有効です。「追証が発生する可能性がある取引はしない」という原則を持つことが、資産を守る最善の方法です。