複利マシンとは

複利マシン (Compounding Machine) は、高い ROE を維持しながら利益の大部分を事業に再投資し、その再投資分も同様に高いリターンを生み出し続ける企業を指す投資用語です。配当として利益を社外に流出させるのではなく、事業内部で複利的に価値を増殖させます。バークシャー・ハサウェイ、アマゾン、コストコなどが代表例です。

複利マシンの条件

3つの条件が揃う必要があります。(1) 高い資本収益率: ROE が15%以上を安定的に維持できること。(2) 再投資機会の豊富さ: 稼いだ利益を同等以上の収益率で再投資できる成長余地があること。(3) 経済的堀: 競合の参入を防ぎ、高い収益率を長期間維持できる構造的優位性があること。この3つが揃うと、企業価値は年15%以上の複利で成長し、5年で2倍、10年で4倍になります。

投資家にとっての意味

複利マシンを見つけて長期保有することは、投資の究極の形です。頻繁な売買は不要で、企業の複利成長がそのまま投資家のリターンになります。ただし、複利マシンは市場でも高く評価されるため、割安で買える機会は限られます。「素晴らしい企業を適正な価格で買う」というバフェットの哲学は、複利マシンへの投資を前提としています。