デッドキャットバウンスとは
デッドキャットバウンス (Dead Cat Bounce) は、「高いところから落とせば死んだ猫でも跳ねる」という英語の慣用句に由来する相場用語です。株価が急落した後に一時的に反発するものの、その後さらに下落を続けるパターンを指します。2008年のリーマンショックでは、S&P 500 が9月に急落した後、10月に一時的に反発しましたが、その後さらに40%以上下落しました。
なぜ一時的な反発が起きるのか
急落後の反発には複数の要因があります。空売りの買い戻し (ショートカバー)、割安感からの押し目買い、テクニカル的なサポートラインでの反発、政策当局の介入期待などです。しかし、これらの要因は一時的であり、下落の根本原因 (業績悪化、景気後退、信用収縮など) が解消されていなければ、反発は長続きしません。
本格回復との見分け方
デッドキャットバウンスと本格的な底打ちを完全に区別することは不可能ですが、いくつかの手がかりがあります。出来高を伴う反発は本格回復の可能性が高く、薄商いでの反発はデッドキャットバウンスの可能性が高いです。また、反発が前回の高値を超えられずに失速するパターンは弱気シグナルです。最も安全な対応は、急落後に慌てて買い向かわず、トレンドの転換が確認されるまで待つことです。