リボ払いの仕組み
リボ払い (リボルビング払い) は、毎月の支払額を一定にする返済方式です。10 万円の買い物をしても、毎月の支払いは 5,000 円や 1 万円で済む。「毎月の負担が軽い」と感じますが、残高に対して年利 15% 前後の利息がかかり続けます。
年利 15% は、投資の世界では「驚異的なリターン」です。世界最高の投資家バフェットでも年利 20%。つまりリボ払いの利息は、バフェット級のリターンを「逆向き」に食らっているのと同じです。投資の複利が資産を増やすなら、借金の複利は資産を削ります。
10 万円のリボ残高はどうなるか
10 万円をリボ払いにして、毎月 5,000 円ずつ返済するとします。月利は 15% ÷ 12 = 1.25%。1 カ月目: 残高 10 万円に利息 1,250 円がつき、5,000 円返済。元本の返済は 3,750 円で、残高は 96,250 円。2 カ月目: 残高 96,250 円に利息 1,203 円。元本返済は 3,797 円。残高は 92,453 円。毎月 5,000 円払っているのに、元本は 3,750 円しか減らない。残りの 1,250 円は利息に消えています。
完済までに約 24 カ月かかり、支払総額は約 11.6 万円。10 万円の買い物に 1.6 万円の利息を払う計算です。「たった 1.6 万円」と思うかもしれませんが、リボ残高が 50 万円なら利息は約 8 万円、100 万円なら約 16 万円です。
リボ残高が減らない「地獄のループ」
リボ払いの本当の怖さは、返済中に新たな買い物をリボに追加してしまうことです。毎月 5,000 円返済しながら、毎月 1 万円の買い物をリボに追加すると、残高は毎月 5,000 円ずつ増えていきます。利息も残高に比例して増える。これが「リボ地獄」です。 お金の教育の本を読むと、借金の仕組みと避け方が具体的に分かります。
複利を「味方」にするか「敵」にするか
複利は中立的な数学の法則です。投資で使えば資産が雪だるま式に増え、借金で使われると負債が雪だるま式に増えます。年利 5% の投資を 30 年続ければ元本は 4.3 倍。年利 15% の借金を放置すれば、残高は恐ろしいスピードで膨らみます。中学生の今覚えておくべきことは 1 つ。「複利を味方にする (投資) のは良い。複利を敵に回す (リボ払い・高金利の借金) のは絶対に避ける」。これだけで、将来のお金のトラブルの大半を防げます。