待機電力は年間いくらかかっているか
テレビ、ゲーム機、パソコン、スマホの充電器、電子レンジ。使っていないのにコンセントに挿しっぱなしの家電は、電源を切っていても少しずつ電気を消費しています。これが「待機電力」です。資源エネルギー庁の調査によると、一般家庭の待機電力は年間約 228kWh。電気代に換算すると約 6,000〜7,000 円です。
「たった 6,000 円でしょ」と思うかもしれません。でも、この 6,000 円を 30 年間で考えると 18 万円。さらに、この 6,000 円を毎年投資に回していたらどうなるか。ここからが複利の出番です。
年間 6,000 円を 30 年間投資したら
毎年 6,000 円 (月 500 円) を年利 5% で 30 年間積み立てると、約 41.6 万円になります。元本は 18 万円なのに、23.6 万円も多い。年利 7% なら約 60.7 万円。元本の 3 倍以上です。コンセントを抜くだけで、30 年後に 60 万円の差が生まれる可能性がある。
もちろん、待機電力をゼロにするのは現実的ではありません。Wi-Fi ルーターや冷蔵庫は常時通電が必要です。でも、使っていないゲーム機やテレビのコンセントを抜くだけで、待機電力を半分程度に減らせます。年間 3,000 円の節約でも、30 年で約 20〜30 万円の差になります。
「小さな無駄」の複利的コスト
待機電力だけではありません。毎日のコンビニでの 150 円のジュース (年間 54,750 円)、使っていないサブスク (月 1,000 円 = 年間 12,000 円)、ATM の手数料 (月 2 回 × 220 円 = 年間 5,280 円)。1 つ 1 つは小さな金額ですが、全部合わせると年間数万円になります。 節約術の本を読むと、見落としがちな出費が見つかります。
節約の本当の意味は「投資の原資を作る」こと
節約は「ケチになること」ではありません。「使わなかったお金を複利で増やすこと」です。コンセントを抜いて浮いた 6,000 円をそのまま貯金箱に入れても、30 年後は 18 万円のまま。でも投資に回せば 40〜60 万円になる。同じ節約でも、浮いたお金の「行き先」で結果が全く変わります。中学生の今は自分で投資する必要はありませんが、「小さな無駄にも複利的なコストがある」と知っておくだけで、将来のお金の使い方が変わります。