月 1,000 円のサブスク、本当に使ってる?

音楽、動画、ゲーム、クラウドストレージ、ニュースアプリ。気づけばサブスクだらけ。総務省の調査では、日本人の平均サブスク支出は月 3,000〜5,000 円。そのうち「ほとんど使っていないのに解約を忘れている」ものが 1〜2 件あるのが普通です。仮に月 1,000 円のサブスクを 1 つ放置しているとします。

1 年で 12,000 円。5 年で 6 万円。10 年で 12 万円。「まあ、そんなもんか」と思うかもしれません。でも複利で考えると、この 12 万円の「本当のコスト」はもっと大きいのです。

月 1,000 円を投資していたら

月 1,000 円を年利 5% で積み立てた場合、10 年後は約 15.5 万円 (元本 12 万円 + 運用益 3.5 万円)。20 年後は約 41.1 万円 (元本 24 万円 + 運用益 17.1 万円)。30 年後は約 83.2 万円 (元本 36 万円 + 運用益 47.2 万円)。年利 7% なら 30 年後は約 122 万円です。

使っていないサブスク 1 つを解約するだけで、30 年後に 80〜120 万円の差が生まれる。月 1,000 円の「見えない出費」の本当のコストは、額面の 12 万円ではなく、複利で計算した 80〜120 万円なのです。

サブスクの棚卸しをしよう

スマホの「設定」→「サブスクリプション」を開いてみてください。忘れていたサブスクが見つかるかもしれません。クレジットカードの明細を 3 カ月分チェックするのも有効です。毎月同じ金額が引き落とされているものをリストアップし、「先月 1 回でも使ったか?」を基準に判断します。 家計管理の本を読むと、固定費の見直し方が体系的に分かります。

「解約が面倒」は最も高い手数料

サブスクのビジネスモデルは「解約の面倒さ」に支えられています。解約ページが分かりにくい、電話でしか解約できない、「本当に解約しますか?」と何度も聞かれる。この面倒さに負けて放置するたびに、月 1,000 円が流出し続けます。5 分の手間を惜しんで 30 年で 100 万円を失う。「解約が面倒」は、世の中で最も高い手数料です。