計算の方法と検証
計算機が使っている式と規則を、項目ごとに式と 1 つの例で示します。最後に、公開の式に同じ前提を置いて求めた値との突き合わせの表を載せています。
利息と複利の周期
当月の利息 = 組み入れ済みの元金 × 年利率 ÷ 12
利息は毎月この式で積み上げ、複利の周期 (毎月 / 半年 / 毎年) の末に、税と費用を引いた後の利息を元金に組み入れます。
組み入れた利息には、次の周期から利息が付きます。
例: 組み入れ済みの元金 100 万円 / 年利率 3 % の当月の利息は 2,500 円です。半年の複利なら 6 か月分の 15,000 円を 6 か月目の末に組み入れます。
期初と期末
期初: 利息の元 = 組み入れ済みの元金 + 当月の積立
期末: 利息の元 = 組み入れ済みの元金
期初はその月の積立に当月から利息が付き、期末は翌月から付きます。
例: 毎月 5 万円 / 年利率 12 % の 1 か月目の利息は、期初で 500 円、期末で 0 円です。
端数処理
当月の利息 = 端数処理 (期内の利息の累計) − 前の月までに計上した利息
期内の利息の累計を 1 円 (ドルは 1 セント) 単位で切り捨て / 四捨五入 / 切り上げし、前の月までの累計との差を当月の利息にします。
月ごとの丸めが期内で積み重なりません。
例: 期内の利息の累計が 2,500.6 円なら、切り捨てで 2,500 円、四捨五入で 2,501 円です。
課税の 3 つの型
複利ごとに課税: 税 = (期の利息 − 期の費用) × 税率
売却時にまとめて課税: 税 = (最後の月の評価額 − 元本の累計) × 税率
非課税は税を引きません。
複利ごとに課税する型は、複利の周期ごとに税を引いてから元金に組み入れます。
売却時にまとめて課税する型は、運用中は税を引かず、最後の月にまとめて引きます。取り崩しでは、取り崩すたびにその時点の利益の割合で税を引きます。
税額の 1 円 (1 セント) 未満は切り捨てます。NISA の枠の切替をオンにすると、枠を超えた積立だけを選んだ課税の型で計算します。
例: 期の利息 10,000 円 / 税率 20.315 % の複利ごとに課税の税は 2,031 円です。
費用
当月の費用 = 月末の評価額 × 費用の年率 ÷ 12
信託報酬などの費用は、その月の積立と利息を含む月末の評価額に掛け、端数処理は利息と同じ方法で行います。
費用はその月の積立にも掛かるため、利回りを同じだけ下げた計算とは一致しません。
例: 月末の評価額 300 万円 / 費用の年率 0.6 % の当月の費用は 1,500 円です。
インフレ
実質の価値 = 最終の額 ÷ (1 + インフレ率) ^ 年数
想定インフレ率を入れると、最終の額を今の物価に直した値を並べて示します。
例: 最終の額 2,000 万円 / インフレ率 2 % / 20 年の実質の価値は約 1,346 万円です。
毎年の増額とボーナス月
率: 今年の毎月の積立額 = 前年の額 × (1 + 増額の率)
金額: 今年の毎月の積立額 = 前年の額 + 増額の金額
増額は 13 か月目 / 25 か月目… の年の切り替わりで行い、増やした額は 1 円 (1 セント) 単位に四捨五入します。
ボーナス月の追加は、積立を始めた月を 1 か月目として各年の選んだ 2 つの月に足します。期初と期末の扱いはその月の積立と同じで、追加の額は増額しません。
例: 毎月 5 万円 / 毎年 10 % の増額なら、2 年目は 5.5 万円、3 年目は 6.05 万円です。
公開の式との突き合わせ
同じ条件を当サイトの計算と公開の複利の式に入れて求めた値を比べた表です (端数処理は切り捨て / 非課税)。
| 当サイト | 公開の式の値 | 差 |
|---|---|---|
| 毎月 5 万円 / 年 5 % / 20 年 | ||
| 20,551,482 円 | 20,551,683 円 | −201 円 |
| 毎月 3 万円 / 年 3 % / 30 年 | ||
| 17,481,827 円 | 17,482,107 円 | −280 円 |
| 当サイト | 公開の式の値 | 差 |
|---|---|---|
| 元金 10,000 ドル / 年 7 % / 10 年 / 毎年の複利 | ||
| $19,671.47 | $19,671.51 | −$0.04 |
| 元金 10,000 ドル / 年 5 % / 10 年 / 毎月の複利 | ||
| $16,469.32 | $16,470.09 | −$0.77 |
差は、毎月の利息のうち 1 円 (ドルの表は 1 セント) 未満を切り捨てる分です。
公開の式の値は、金融庁 / 米国証券取引委員会が公開する複利の式に同じ前提を置いて求めた値で、各機関の計算機の出力そのものではありません。式は 積立 = 毎月の積立額 × ((1 + 月利) ^ 月数 − 1) ÷ 月利、一括 = 元金 × (1 + 周期の利率) ^ 回数 です。 式で確かめた日: 2026 年 10 月 11 日
本ツールは情報提供を目的としたものであり、投資助言や金融商品の勧誘を行うものではありません。シミュレーション結果は将来の成果を保証しません。投資判断はご自身の責任で行ってください。