ポイント還元の仕組みをおさらい

還元率 1% のクレジットカードで月 10 万円を使うと、毎月 1,000 ポイント (1,000 円相当) が貯まります。年間で 12,000 ポイント。多くの人はこのポイントをコンビニでの買い物やネットショッピングの値引きに使っています。「おまけ」として消費に回しているわけです。

しかし、最近は楽天ポイントや Vポイントなどで投資信託を購入できるサービスが広がっています。ポイントを消費ではなく投資に回す。つまり、ポイントを「再投資」して複利の循環に乗せることができるのです。

ポイントを投資に回すと 10 年後にいくらになるか

毎月 1,000 円分のポイントを年利 5% のインデックスファンドに積み立てた場合、10 年後は約 15.5 万円になります。元本 (ポイント投入額) は 12 万円ですから、運用益は約 3.5 万円です。20 年なら元本 24 万円に対して約 41 万円、30 年なら元本 36 万円に対して約 83 万円です。

「たった 83 万円?」と思うかもしれませんが、これは「もともとおまけだったポイント」が生んだ資産です。元手はゼロ。カードで普通に買い物をしていただけで、30 年後に 83 万円が手に入る。しかも、ポイント投資で得た利益にも複利が効くので、投資信託の中でさらにお金が増えていきます。ポイントの「再投資」は、小さいながらも確実な複利の入口です。

ポイント投資の落とし穴 - 気をつけるべき 3 つのこと

第一に、「ポイントを貯めるために無駄遣いしない」こと。還元率 1% のために不要な買い物をすれば、99% は無駄な支出です。ポイントはあくまで「普段の買い物のおまけ」であり、ポイントのために支出を増やすのは本末転倒です。

第二に、「ポイントの有効期限に注意する」こと。期限切れで失効するポイントは、投資に回す前に消えてしまいます。ポイント投資を始めるなら、毎月自動的にポイントが投資に回る設定にしておくのがベストです。第三に、「ポイント投資の手数料を確認する」こと。一部のサービスでは、ポイントで購入できる投資信託の信託報酬が高めに設定されていることがあります。同じ指数に連動するファンドなら、信託報酬が最も低いものを選びましょう。クレジットカード活用術の書籍には、ポイントを最大化するカードの選び方も紹介されています。

今日からできるポイント再投資のネクストアクション

まず、メインで使っているクレジットカードのポイントが投資に使えるか確認してください。楽天カードなら楽天証券、三井住友カードなら SBI 証券で、ポイントを使った投資信託の購入が可能です。次に、毎月のポイントが自動的に投資に回る設定をオンにします。手動だと忘れたり面倒になったりするので、自動化が鍵です。金額は小さくても、「おまけのポイントが複利で増えている」という事実は、投資を続けるモチベーションになります。ポイントは使えば消えますが、投資すれば増えます。