千両は現代の 6,000 万〜1 億 3,000 万円
時代劇で悪代官が「千両箱」を積み上げるシーン。あの千両は現代のいくらに相当するのでしょうか。実は換算方法によって大きく変わります。米の値段で換算すると、江戸中期の 1 両 ≒ 約 6 万円なので、千両 ≒ 約 6,000 万円。大工の日当で換算すると、1 両 ≒ 約 13 万円なので、千両 ≒ 約 1 億 3,000 万円。どちらにしても、千両箱 1 つで都内にマンションが買える金額です。
時代劇で「千両を盗まれた!」と大騒ぎするのも納得です。現代で言えば「1 億円入りのアタッシュケースを盗まれた」のと同じ。鬼平犯科帳の盗賊たちは、億単位の強盗を繰り返していたことになります。
もし千両を複利で運用していたら
江戸中期 (1750 年頃) の千両 (約 6,000 万円) を年利 3% で 276 年間 (2026 年まで) 複利運用したらいくらになるでしょうか。6,000 万 × (1.03)^276 ≒ 約 2 兆 1,000 億円。千両箱 1 つが 2 兆円です。年利 5% なら約 4,600 兆円。日本の GDP (約 600 兆円) の 7 倍以上です。
もちろん、276 年間ずっと年利 3% で運用し続けるのは現実的ではありません。戦争、恐慌、ハイパーインフレなど、何度も資産が吹き飛ぶ危機がありました。でも、この計算は「複利 × 長い時間」の破壊力を示しています。たった 3% の年利でも、276 年あれば 6,000 万円が 2 兆円になる。複利の力は、時間が長ければ長いほど圧倒的です。時代劇の名作 DVDを観るとき、「あの千両箱は今の 1 億円」と思うと、ストーリーの緊迫感が増します。
あなたの「千両箱」を作ろう
江戸時代の千両 (6,000 万円) を現代で作るには、毎月 5 万円を年利 5% で約 35 年積み立てる必要があります。35 年は長いですが、25 歳から始めれば 60 歳で達成できます。あなたの千両箱は、毎月の積立の中に少しずつ金貨が貯まっていくイメージです。次に時代劇を観るとき、「自分も千両箱を作っている最中だ」と思えたら、積立のモチベーションが上がるかもしれません。